株式会社WHOVAL

ブランドと培った技術とセンスでオリジナルブランドで世界に挑戦

加工に使用する水を大幅に削減したサステイナブルな洗い加工を強みにするデニム加工メーカーのWHOVAL(フーヴァル)。オリジナルブランドをひっさげTAKUMI NEXTには2019、2020、2022年と採択され、海外販路開拓に成功。

岡山県倉敷市 ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

取扱製品:
デニム商品

海外事業責任者の取締役 猪野遼介氏

TAKUMI NEXTで繋がった縁で各国に販売

もともと当社は海外ブランド、国内ブランド向けにデニム加工を行っていたメーカーで、今も著名ブランド含め多くのブランドとB2Bのビジネスを行っています。一方で、地元の児島で作って地元で売る自社ブランド商品を立ち上げたいと思って始めたのがブルーサクラというブランドです。OEMでは海外メーカーとも取引していますが、ブルーサクラを輸出するようになりました。基本的には国内では卸はほとんど行っておらず、海外向けにのみ卸は行っています。国産ジーンズ発祥の地と言われ、デニムの産地である児島に来てもらって当社の商品を買ってもらいたいという思いから国内では販路を限定しており、倉敷市内の直営店と自社ECサイトでのみ販売しています。
一方、海外にはチャレンジしていければと考えており、TAKUMI NEXTにはこのブルーサクラの商品で2019年、2020年、2022年に参加しました。2019年のTAKUMI NEXTを通じてつながったSUGOROKUとは現在でも継続的に取引をしており、同社の越境ECサイト「MASTER CRAFTSMANSHIP」で販売してもらっています。

TAKUMI NEXTで採択されたブルーサクラブランドの商品

インスタグラムで海外から引き合い

TAKUMI NEXTのメンタリングでは、さまざまな事業者が参加されており、視野が広がりました。例えば当社の商品は比較的参加企業の中では単価が高い方ですが、参加者の中にはより単価の低い小物を販売している事業者もいらっしゃいます。それぞれ売り方が全く異なるので、勉強になりました。本業が忙しくなかなか対応できなかったのですが、デニムでパッケージを作るなど、コラボレーションの相談もTAKUMI NEXTを通じて何件か頂きました。また、特にオンライン商談については、事前準備が重要であると改めて気づかされました。こちら側の資料の準備や商談相手の事前調査など、まだまだ自分たちができていなかった課題をメンタリングを通じて認識しました。 インスタグラムはブルーサクラを含め複数のアカウントを運営していますが、海外からの問い合わせはインスタグラム経由でよく来ています。そこからつながった海外の取引先もあり、インスタグラムはブランドの世界観を提示するとともに、取引先開拓の観点からも重要だと考えています。 現在海外向けの新たなブランドをローンチすべく、準備を進めています。引き続き海外には積極的に取り組んでいきたいと考えています。

ジェトロ担当者からの一言コメント

ファッションアイテムというTAKUMI NEXTの採択企業の中ではやや異色の分野にありながら、同社には継続的にバイヤーから引き合いがあります。お伺いしてお話を聞き、デニムのジーンズを手に取ってみると、その魅力に改めて気づかされます。ジェトロのサービスを活用して、児島のデニムをこれからも海外に届けてもらいたいと思います。

ご利用いただいたジェトロのサービス

株式会社WHOVAL

岡山県倉敷市
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代表:石橋 秀次
設立年:2009年
事業内容:ジーンズ及びアパレル製品の染色・洗い加工裁断・縫製、OEM生産管理、製造販売

2023年7月

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