協業・連携事例株式会社ファンリード

ベトナムのドローン・スタートアップと連携し、電力インフラ点検手法の改善に向けた実証事業を開始

ベトナムでは人の手による非効率な電力インフラの点検手法の改善が課題となっている。太陽ホールディングスグループ企業で、人工衛星のデータ活用に強みを持つファンリードは、ベトナムのドローン・スタートアップのMAJと協働し、日本の「みちびき」による高精度測位サービス(MADOCA-PPP)を活用したドローンによる点検ソリューション開発により、電力インフラの異常部位の正確な位置推定に取り組む。

所在地
東京都
事業内容
  • ソフトウェア開発・運用支援事業
  • インフラ/ネットワーク&サーバーソリューション事業
  • RPA・AI事業
  • セキュリティ事業
  • 宇宙関連ビジネスに関する各種コンサルティングサービス
  • 品質保証ほか各種技術支援事業
協業・連携の形態
業務提携/技術提携(共同開発)
協業・連携の分野
ドローン

2023年10月にハノイ市内で実施した実証実験の様子(下部に見えるのは送電線を模擬したモックアップ)

協業・連携を決めた理由

国防省ライセンスを有するドローン・スタートアップ
東南アジアで事業拡大を目指すファンリードは、ベトナムにおいてドローンの開発実績がある地場パートナーを探していた。MAJは国防省のドローン製造ライセンスを有し、開発から実用化までを一貫して対応でき、顧客ニーズに合わせた製造能力を保有する数少ない企業であった。また、MAJも事業領域の拡大を狙っていたところ、日本の人工衛星のデータ活用とAIノウハウを有するファンリードは開発パートナーとして魅力があり提携に至った。

今後の構想について

「みちびきを利用した実証事業」に採択
内閣府主催「2023年度みちびきを利用した実証事業」採択(提案名:MADOCA搭載ドローンのインフラ点検への活用に向けた性能評価実証)。同事業を活用しながら、今後ベトナムでの実証を進める。ベトナムでの事業を足掛かりとして、将来的には、東南アジア地域における事業拡大を目指している。

連携した海外企業

企業名
MAJ Vietnam外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
所在国
ハノイ(ベトナム)
事業内容
ドローン開発、製造、販売、関連サービス

協業に至るまでの経緯/イノベーション拠点設立に至るまでの経緯

日付 主な出来事など ジェトロの支援等
2022年8月 ファンリードがMAJと初回ミーティングを実施 ファンリードからの申し込みを受け、ハノイ事務所でソーシングを支援
協業に向けた検討
  • ハノイ事務所アドバイザーより実証に関する留意点について情報提供
  • J-Bridgeスポット・アドバイザリーサービス(法務コンサル)での支援
2023年7月 内閣府主催「2023年度みちびきを利用した実証事業」採択(提案名:MADOCA搭載ドローンのインフラ点検への活用に向けた性能評価実証)、実証開始

2024年3月

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