「第3回 JETRO Invest Japan企業交流会」を開催

2018年11月

2018年11月29日、ジェトロは「第3回 JETRO Invest Japan企業交流会」を開催しました。2016年4月に初めて開催した本イベントは、今回で3回目を数え、外資系企業より119社154名の来場があったほか、在日各国大使館、外国政府機関や日本の関係省庁、地方自治体などから91名が参加しました。外資系企業と外国機関、日本政府、自治体、ジェトロにおけるネットワークの拡大を目的とした本イベントに、今年度は新たに自治体ブースを設けることで各自治体の魅力を発信する機会としました。さらに、同日にジェトロが発刊した「ジェトロ対日投資報告2018」を紹介することで、政府、ジェトロによる対日投資促進事業に対する理解を深める契機としました。

交流会冒頭に、ジェトロの対日投資促進事業の15年前と現在を振り返る映像の紹介を行いました。続いて、主催者として挨拶を行ったジェトロの石毛博行理事長は、外資系企業のイノベーションについて取り上げた「ジェトロ対日投資報告2018」を紹介しました。また、外資系企業の地方への投資に向けたジェトロと自治体との連携について説明しました。

来賓の田中良生内閣府副大臣は、日本経済の活性化において対日直接投資が重要であり、安倍政権が大いに歓迎していることを強調しました。さらに法人税の実効税率の引き下げを例とした政府が実行する改革に加え、5月に設置された「地域への対日直接投資サポートプログラム」を紹介し、地方への投資に対する期待を述べました。

フォトセッションの様子
(右から)福川元通商産業事務次官、スレーワーゲン駐日ベルギー特命全権大使、関経済産業副大臣、田中内閣府副大臣、石毛理事長、三菱ケミカルホーディングス 小林取締役会長

同じく来賓である関芳弘経済産業副大臣は、日本が「世界で一番ビジネスがしやすい国」となるために規制の見直し等に取り組んでおり、その例として今年設置された「規制のサンドボックス」制度を紹介しました。また、地方の魅力を発信することを目的とした「地域への対日投資カンファレンス(RBC)」などの政府の取組について述べました。

ギュンテル・スレーワーゲン駐日ベルギー特命全権大使は、2019年に発効する日EU経済連携協定と日EU戦略的パートナーシップ協定による欧州と日本の協力体制の構築と、これを契機としたさらなるグローバリゼーション、および相互投資への期待について述べました。

ネットワーキングセッションでは、来場者間で自由な交流が行われるとともに、自治体ブースでは、それぞれの企業誘致施策や投資環境を紹介し、地元の特産品も振舞いました。来場者からは「様々な自治体の方が一同に会していたので情報が聞けた。参考になった。」、「外国政府系機関の方々とアポを取らずにお話できるいい機会だった。ネットワークが広がった。」などの声が聞かれました。

交流会の様子

自治体ブースの様子(右から神戸市担当者、関経済産業副大臣、田中内閣府副大臣)

「第3回 JETRO Invest Japan 企業交流会」概要

開催日時 2018年11月29日(木曜)18時00分~19時30分
会場 ジェトロ本部 5階展示場、5階A~C会議室
主催 ジェトロ
来場者 245名(外資系企業119社154名、在日各国大使館・外国政府機関・関係省庁・地方自治体等91名)
プログラム概要
  1. 主催者挨拶
    石毛 博行 ジェトロ理事長
  2. 来賓挨拶
    1. 田中 良生 内閣府副大臣
    2. 関 芳弘 経済産業副大臣
    3. ギュンテル・スレーワーゲン 駐日ベルギー特命全権大使
  3. ネットワーキング