「ジェトロ食品輸出商談会 at FOODEX」を5年ぶりにリアル開催! ―日本産農水産物・食品の輸出に向けて世界15か国17名の有望バイヤーをジェトロが招へい―

2024年03月01日

1. 日本産農水産物・食品の調達に意欲的な海外バイヤー17名が来日
このたびジェトロでは、2024年3月3日(日曜)~3月8日(金曜)、日本産農水産物・食品の輸出支援のため、国内の有望な食品見本市等の機会をとらえ、東京および鳥取にて、海外バイヤーとの食品輸出商談会を開催します。ジェトロの海外事務所が推薦した日本産農水産物・食品の調達に意欲的な海外バイヤー17名を招へいし、海外市場への販路開拓を希望する全国各地の国内事業者との商談を行います。
2. 日本有数の食品見本市「FOODEX JAPAN 2024」と連携し、海外バイヤーとの商談会を開催
東京では、東京ビッグサイトで開催される「FOODEX JAPAN 2024」(主催:一般社団法人日本能率協会)の展示会場内(西ホール3)にジェトロ専用の商談会場を設置し、3月6日(水曜)と3月7日(木曜)の2日間、海外バイヤーとの事前マッチング形式による「ジェトロ食品輸出商談会」を開催します。
本商談会には、FOODEX JAPAN 2024の出展者をはじめ、全国から食品輸出を希望する国内事業者の参加申し込みを受付し、商品情報をもとに海外バイヤーが商談希望先を選定。2日間で146社の国内事業者と延べ216件の商談を予定しています。
ジェトロでは、昨年度まで新型コロナウィルスの影響で海外バイヤーの招へいを一時中断しており、前回のFOODEX JAPAN 2023では、iPadを使って展示会をライブ中継しながら、オンラインで商談する「視察型オンライン商談会」を開催したものの、同展示会での海外バイヤーとの対面での大規模商談会は5年ぶりとなります。
3. 海外の日本食人気を受けて、日本産農林水産物・食品の輸出は堅調
2023年1月~12月の農林水産物・食品の輸出額は、1兆4,547億円(対前年同期比+2.9%)と過去最高を更新しました。ALPS処理水放出に伴い、中国等への輸出が大幅に減少したものの、円安も追い風となり、アフターコロナにおける外食需要の伸びを取り込むなど、1年を通してみると、昨年を上回る輸出実績となりました。
こうした海外での日本食人気の影響もあり、今回の商談会には、ジェトロの海外事務所の推薦で、50社弱の海外バイヤーから参加申し込みがあり、その中から日本産農水産物・食品の輸入実績のある有望バイヤー17社を選定しました。一方、国内事業者についても、定員を大幅に超える300社近くの応募があるなど、海外市場に目を向ける事業者は年々増えています。
4. 鳥取、島根で、日本茶、日本酒などの食品企業の視察、地元企業との商談会を実施
東京での商談会に先駆け、3月4日(月曜)~5日(火曜)には、今回ジェトロで招へいする海外バイヤーのうち、5名が鳥取、島根を訪問し、地元企業を中心とする33社の食品企業と商談会を行います。また、企業視察では、日本茶の千茶荘(島根県)や、日本酒、焼酎などを製造する千代むすび酒造(鳥取県)を視察。輸出に積極的に取り組む地方の食品企業の製造現場を視察し、生産者と直接交流することで生産者の熱意を感じてもらい、商品の歴史的、文化的背景、また、安全性、衛生管理などについて理解を深めてもらうことで輸出を支援します。

開催概要

「ジェトロ食品輸出商談会 at FOODEX」
項目 詳細
日時
  • 3月6日(水曜) 10時25分~16時45分
  • 3月7日(木曜) 10時25分~16時45分
  • 3月8日(金曜) 10時00分~16時30分

商談会イメージ

場所 東京ビッグサイト 西ホール3 (江東区有明3-11-1)
バイヤー

15か国17名
(米国、アルゼンチン、ブラジル、メキシコ、英国、フランス、ベルギー、韓国、タイ、中国、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランド、アラブ首長国連邦、サウジアラビア)
バイヤー一覧・プロフィールPDFファイル(2.1MB)
※4のブラジル・バイヤーは来日キャンセルとなりました。

海外バイヤー一覧

商談形式

商談会場での着席型の事前マッチング商談会

募集要項

事前マッチング商談の内訳
商談件数:216件
参加事業者数:146社
品目別では、上位から、1位:調味料等、2位:菓子類、3位:米・雑穀・麺類、4位:酒類、5位:飲料
ジェトロ食品輸出商談会 at FOODEX(品目別 参加事業者数および割合)
No 品目 事業者数 割合
1 調味料・食用油・ドレッシング・スパイス 28 19.18%
2 菓子類 23 15.75%
3 米・雑穀・麺類 20 13.70%
4 酒類 16 10.96%
5 飲料 14 9.59%
6 魚介類 14 9.59%
7 冷凍食品 13 8.90%
8 缶詰・瓶詰・粉類・乾物 7 4.79%
9 健康食品 4 2.74%
10 精肉 2 1.37%
11 野菜・フルーツ 2 1.37%
12 冷蔵食品 1 0.68%
13 パン・シリアル・ジャム・はちみつ類 1 0.68%
14 その他 1 0.68%
合計 146 100.00%
ジェトロ食品輸出商談会 at FOODEX(都道府県別 参加事業者数)※事業者数順
都道府県名 事業者数 都道府県名 事業者数
東京都 27 奈良県 2
大阪府 14 和歌山県 2
愛知県 8 愛媛県 2
神奈川県 7 秋田県 1
兵庫県 7 栃木県 1
埼玉県 6 群馬県 1
京都府 6 福井県 1
北海道 4 山梨県 1
石川県 4 長野県 1
静岡県 4 鳥取県 1
広島県 4 島根県 1
福岡県 4 山口県 1
宮城県 3 高知県 1
茨城県 3 佐賀県 1
千葉県 3 沖縄県 1
富山県 3 青森県 0
岡山県 3 岩手県 0
香川県 3 山形県 0
長崎県 3 新潟県 0
熊本県 3 滋賀県 0
宮崎県 3 徳島県 0
福島県 2 大分県 0
岐阜県 2 鹿児島県 0
三重県 2 146
「ジェトロ食品輸出商談会 in 山陰」・企業視察
項目 詳細
日時 3月4日(月曜)10時00分~16時40分
場所

ANAクラウンプラザホテル米子
大宴会場「飛鳥」(米子市久米町53番2号)

主催 ジェトロ鳥取、ジェトロ島根
参加企業 33社
バイヤー

5か国5名(メキシコ、フランス、ベルギー、タイ、中国)
バイヤープロフィールPDFファイル(1.4MB)
 ※米国とブラジルのバイヤーが山陰での商談会はキャンセルとなりました。

海外バイヤー一覧

商談形式

着席型の事前マッチング商談会

山陰の商談会の概要

企業視察 3月5日(火曜)2社訪問 千茶荘(日本茶)、千代むすび酒造(日本酒、焼酎)

【同時開催】ジェトロ水産物パビリオンのFOODEX JAPAN 2024出展について

ジェトロ農林水産食品部では、水産物等の日本産品の輸出に取り組む事業者を対象とした「ジェトロ水産物パビリオン」を、FOODEX JAPAN 2024に特別出展します。水産物を中心とした日本産食品の魅力を国際的にアピールするとともに、海外販路の開拓・拡大を目指す我が国企業等を支援し、さらなる輸出拡大を目指します。

公式カタログ

会期:
2024年3月5日(火曜)~2024年3月8日(金曜)
会場:
FOODEX JAPAN 2024 東京ビッグサイト 西ホール1(ブース番号 W1-W31)
出品者数:
30

本出展にかかる問い合わせ:
ジェトロ農林水産食品部 商流構築課(担当:松平、古橋)
Tel:03-3582-8348 E-mail:afg_event3@jetro.go.jp

農林水産食品部 事業推進課(国内事業チーム)(担当:栗田、宇野)
〒107-6006 東京都港区赤坂1丁目12-32 アーク森ビル6階
Tel:03-3582-8356 E-mail:afb_shoudankai@jetro.go.jp