「第6回中国国際輸入博覧会」でジェトロ初となるインバウンド連携とアウトドア商品をPR ―日本政府観光局・自治体とのインバウンド連携、ECとリアル体験の融合による中国販路開拓支援―

2023年10月20日

ジェトロは、2023年11月5日から10日にかけて上海で開催される「第6回中国国際輸入博覧会」の「食品」と「消費品」の2ホールにJAPAN MALLブースを設置し、日本企業150社・650品目以上の商品を対象に中国市場開拓支援を行います。
新型コロナ後の消費拡大への貢献をコンセプトに、両ブースにEC販売している商品を展示しているため、来場バイヤーはブース内でのリアル体験・試飲試食を通じて、商品の味わいや機能を理解したうえで、その場で商品をECで購入できます。
同博覧会において、ジェトロは日本企業の唯一の取りまとめ機関で、2018年の第1回開催から6年連続で参加しています。

ジェトロ初の取り組みとして、食品ブースでは、訪日観光の条件緩和による更なる需要拡大を見据えて、日本政府観光局(JNTO)及び11の自治体と連携し、来場者との直接のコミュニケーションによる訴求に加え、来場できない中国全土の消費者向けにライブ配信の形でも訪日観光と商品の魅力をPRします。
消費品ブースでは、中国消費者の更なる需要拡大が見込まれているキャンプやスキー・スノボ等のアウトドア用品、ペット用品を対象に、リアル体験型PRを行います。

会期後のフォローアップとして、会期中にジェトロWeChatアカウントで囲い込んだ来場バイヤーを、ジェトロ独自のオンライン・ビジネスマッチングプラットフォームである「China Japan Street(中国名:日本商務館)」※1に誘導し、さらに多くの日本企業とのビジネスマッチングを通年で組成していきます。 またオフラインでは、中国政府が「中国国際輸入博覧会6+365日常設展示交易メインプラットフォーム」と位置付ける関連施設「虹橋品匯」※2と連携し、出品商品の常設展示や各種イベント開催も行います。

※1 China Japan Street(中国名:日本商務館)について
ジェトロのオンラインマッチングサイト「Japan Street」の中国版。
WeChatミニプログラム上で展開するオンラインマッチングシステムとして、2022年10月にサービス開始。
日本企業700社・6,000商品以上が登録され、中国バイヤー1万1,000名が利用(2023年10月時点)。
※2虹橋品匯(中国国際輸入博覧会6+365日常設展示交易メインプラットフォーム)について
中国商務部と上海市政府が主導する施設で、同博覧会に展示し終わった多数の海外商品を常設展示。
2021年10月、同博覧会の会場近くに設置。商品展示場や保税倉庫等を含む総面積は40万㎡。
同施設内のジェトロ専有スペースは約1,000㎡、330社1,700品目を展示中(2023年10月時点)。

第6回中国国際輸入博覧会の概要

項目 詳細
名称 第6回中国国際輸入博覧会(英文名:China International Import Expo)
会期 2023年11月5日(日曜)~11月10日(金曜)9時00分~18時00分
場所 国家会展中心(中国・上海市青浦区崧澤大道333号)
主催 中国商務部、上海市人民政府
分野 (1)食品、(2)自動車、(3)テック、(4)消費品、(5)医療・保健機器、(6)サービス貿易、(7)イノベーション
特徴 習近平中国国家主席が主導する輸入特化型の総合見本市。2018年に第1回が開催され、以降、毎年同時期に開催されています。前回の開催実績は、出展企業2,800社以上、累計入場者数46万人以上。

JAPAN MALLブース概要

主題
:新型コロナ後の消費拡大への貢献
出品場所
:「食品ブース」ホール1.2、「消費品ブース」ホール6.1
出品面積
:「食品ブース」350㎡、「消費品ブース」350㎡
出品内容
:「食品ブース」酒類、加工食品、「消費品ブース」アウトドア用品、ペット用品、スポーツケア用品
商品数量
:「食品ブース」250品目以上、「消費品ブース」400品目以上

主な特徴・見どころ

【食品ブース】
インバウンド需要の拡大を見据えて、日本政府観光局(JNTO)や11自治体(北海道、長野、愛知、福井、福岡、大分、長崎、熊本、鹿児島、宮崎、沖縄)と連携し、日本各地の魅力を発信。JNTOと11自治体のSNSアカウントのフォロワー増を図り、訪日関心層を囲い込むことでインバウンド促進を図ります。加えて、日中の著名インフルエンサー複数名を会場内に招致し、インフルエンサー自身とジェトロの両SNSアカウントで情報発信を行うことで、各地の県産品のEC販売促進を目指します。
また、昨年の3倍となる150品目を超える日本産酒類(清酒、焼酎、ウィスキー、梅酒・リキュール、ビール、ワイン等)を試飲できる特設エリアを設置。加工食品(菓子等)を含め、250品目以上を出品し、試食、試飲も実施します。
【消費品ブース】
新型コロナ後のライフスタイルの変化に伴い、中国のアウトドア需要は急成長を続けており、関連産業の市場も拡大傾向にあります。iiMedia Researchによると、2022年の中国キャンプ市場規模は前年比51.8%増の1,135億元(約2.3兆円)となっています。都市部の若者や家族連れを中心に、新たに創出された健康的かつ経済的なライフスタイルとして定着しつつあります。
今回、スノーピークやキャプテンスタッグ、ユニフレーム等様々なブランドの中国初上陸の商品を出品します。その他には、スキー・スノーボード用品(板・ボード、アパレル、グローブ、ゴーグル、高性能ワックス等)、ペット用品(消臭器・スプレー、トイレ用品、食器、シャンプー、歯ブラシ、玩具、観賞魚飼料等)、スポーツケア商品(休養・リカバリーウェア、ゴルフウェア等)を含め、400品目以上を出品します。

JAPAN MALLブース 出展イメージ

写真:食品ブース 自治体紹介エリア

(写真:食品ブース 全体イメージ)

写真:食品ブース 自治体紹介エリア

(写真:食品ブース 自治体紹介エリア)

写真:食品ブース 日本産酒類試飲エリア

(写真:食品ブース 日本産酒類試飲エリア)

写真:食品ブース China Japan Street紹介カウンター

(写真:食品ブース China Japan Street紹介カウンター)

写真:消費品ブース 全体イメージ

(写真:消費品ブース 全体イメージ)

写真:消費品ブース アウトドア・スポーツケア用品エリア

(写真:消費品ブース アウトドア・スポーツケア用品エリア)

写真:消費品ブース ペット用品エリア

(写真:消費品ブース ペット用品エリア)

写真:消費品ブース ウィンタースポーツ用品エリア

(写真:消費品ブース ウィンタースポーツ用品エリア)

日本:
ジェトロ デジタルマーケティング部 プラットフォームビジネス課(担当:匂坂(さぎさか)、雪田)
〒107-6006 東京都港区赤坂1丁目12-32 アーク森ビル6階
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