モロッコの貿易と投資(世界貿易投資動向シリーズ)

要旨・ポイント

  • 2022年の実質GDP成長率は1.3%増と小幅な伸びにとどまる。
  • 貿易は、世界的なエネルギーコスト上昇から、石油、石炭に加え輸入電力が大きく金額を伸ばした。主要貿易相手国はスペイン、フランスの2カ国。
  • 対内直接投資額は21.6%増。主要投資国はフランス。
  • 日本の貿易赤字は拡大。製造業やサービス業、グリーン分野などで日本企業の投資に動き。

公開日:2023年9月11日

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マクロ経済 
エネルギー・食糧価格の上昇や干ばつによりGDPは小幅な伸び

2022年の実質GDP成長率は前年比1.3%となり、2021年の8.0%増と比べ、小幅な伸びにとどまった。産業別では、自動車や電子部品などを含む製造業が1.7%減(前年7.1%増)と振るわず、さらに主要産業のひとつである農業は干ばつの影響で12.9%減(同19.5%増)と大幅に減少し、成長の足を引っ張った。近年は干ばつが続き、産業だけでなく市民生活においても水の安定供給は懸念材料となっており、政府はかんがいや海水淡水化施設の増設など対策を講じている。

一方、新型コロナウイルス禍が収束に向かっていることを受け、国内外の移動制限が徐々に緩和されたことから人の動きが活発になり、2022年のホテル・飲食業は53.7%増(15.4%増)と大幅増となった。観光都市マラケシュでは国際ビジネスイベントや会議が催され、ホテルの宿泊料金は上昇し、人気レストランは予約が必要となっている。

需要項目別では、民間最終消費支出が前年の11.8%増から8.3%増に、また政府最終消費支出も前年の7.2%増から3.3%増と増加ペースは緩やかになっている。総資本形成も7.6%増から2.2%減へと大きく落ち込む一方、財・サービスの輸出は20.4%増、輸入は9.0%増となった。

ガソリンなどエネルギーや食品価格などの上昇で消費者物価上昇率は6.6%(前年は1.4%)となり、市民生活に影響が出ているものの、大きな混乱には至っていない。

失業率は11.8%と近年11%前後で推移している。しかしながら、若者(15~24歳)に限れば32.7%、また女性の失業率は17.2%となっており、セグメント別の失業率改善が政府の課題となっている。そのため、政府は雇用創出型産業の企業誘致に力を入れる一方、職業訓練組織を整備し、企業ニーズに沿った就業機会の提供に取り組んでいる。

貿易 
輸出入ともに前年比30%を超える増加の半面、貿易赤字は拡大

2022年の貿易(通関ベース)は、輸出が前年比30.1%増の4,286億モロッコ・ディルハム(MAD)、輸入は39.5%増の7,374億MADとなった。貿易赤字は3,088億MADで、前年の1,992億MADの1.6倍に拡大した。

輸出品目別では、リン肥料が前年比50.6%増の696億MADで前年に引き続き1位となった。前年同様2位は自動車で40.2%増となった。フランスのルノー(主にダチアブランド)とステランティス(旧PSA)の乗用車生産が好調で、2022年のモロッコの乗用車生産台数は40万4,742台で、前年比19.6%増となった。自動車の輸出の95.0%がスペイン、フランスなど欧州向けで、アフリカ地域向け(主な輸出先は仏語圏諸国)が3.8%で続く。国際自動車工業連合会(OICA)の統計では、モロッコは2022年もアフリカ大陸における乗用車生産台数トップの位置にある。この他、主要品目では第3位の電気ケーブル類(ワイヤハーネスを含む)が生産の回復基調により前年比29.7%増だった。食品類はトマトが前年比35.0%増となる一方、タコ・イカ・貝類はマイナス9.1%と落ち込んだ。

輸入品目別では、石油製品が1位で前年比2.1倍の968億MADだった。価格上昇などが背景にある。前年5位だった小麦が81.2%増で2位となり大きく増加した。天然ガスも51.3%増となり、前年の4位から3位に順位を上げた。

国別では、例年同様、スペインが輸出入とも最大の相手国となった。輸出はスペインとフランスの2カ国で総額の約40%を占める。スペイン向け輸出の主なものは衣料品類や電子部品、自動車となっている。スペインからの輸入品目のトップは前年と同様に石油製品だが、前年は取引のなかった軽油が輸入されたことなどにより取引額は61.2%増となった。フランス向け輸出の主な品目は、自動車、電子部品、航空機部品、野菜類となっている。フランスからの輸入品目で昨年までトップだった自動車は2位となり、穀物類が前年比4,7倍で1位となった。穀物類はフランスからの輸入の18.9%を占めた。

輸入においては前年2位の中国が順位を一つ下げた。主な輸入品目は電子部品(構成比22.6%)、機械装置類(同14.6%)などとなった。

アフリカ域内向け貿易は、輸出の総額に占める割合が9.1%となり、うち輸出の42.7%が肥料だった。一方、輸入に占めるアフリカ域内の割合は3.5%であり、そのうち石油製品が約3割を占めた。

表1-1 モロッコの主要品目別輸出(FOB)[通関ベース](単位:100万MAD、%)(△はマイナス値)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
リン肥料 (1) 46,208 69,585 16.2 50.6
自動車 (2) 37,887 53,127 12.4 40.2
電気ケーブル類(ワイヤハーネスを含む) (4) 30,096 39,024 9.1 29.7
衣料品 (3) 30,174 36,085 8.4 19.6
リン酸 (5) 19,817 22,827 5.3 15.2
リン鉱石 (7) 8,943 13,390 3.1 49.7
トマト(生鮮、冷蔵) (8) 7,711 10,411 2.4 35.0
タコ・イカ・貝類 (6) 10,509 9,556 2.2 △9.1
半導体デバイス (10) 4,163 6,741 1.6 61.9
イワシ・サバ等の罐詰 (9) 5,227 6,681 1.6 27.8
砂糖 (11) 2,916 4,392 1.0 50.6
合計(その他含む) 329,405 428,612 100.0 30.1

〔注1〕 2021、2022年とも暫定値。
〔注2〕 品目の横のカッコ内数値は2021年順位。
〔出所〕 モロッコ為替局

表1-2 モロッコの主要品目別輸入(CIF)[通関ベース](単位:100万MAD、%)(△はマイナス値)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
石油製品 (1) 45,354 96,826 13.1 113.5
小麦 (5) 14,294 25,898 3.5 81.2
天然ガス (4) 16,206 24,527 3.3 51.3
自動車部品(車体ほか) (3) 19,802 24,217 3.3 22.3
自動車(乗用車) (2) 19,967 21,440 2.9 7.4
石炭および石炭製品 (8) 8,640 21,131 2.9 144.6
電気ケーブル類(ワイヤハーネスを含む) (6) 10,405 14,512 2.0 39.5
穀物(小麦を除く) (10) 7,183 11,472 1.6 59.7
油脂 (9) 7,991 11,172 1.5 39.8
輸入電力 (11) 443 3,921 0.5 785.1
航空機部品 (7) 9,502 33 0.0 △99.7
合計(その他含む) 528,571 737,441 100.0 39.5

〔注1〕 2021、2022年とも暫定値。
〔注2〕 品目の横のカッコ内数値は2021年順位。
〔出所〕 モロッコ為替局

表2-1 モロッコの主要国・地域別輸出(FOB) [通関ベース](単位:100万MAD、%)(△はマイナス値)
国・地域名 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
スペイン (1) 70,856 84,122 19.6 18.7
フランス (2) 67,238 80,523 18.8 19.8
インド (4) 16,242 27,286 6.4 68.0
イタリア (5) 14,025 19,107 4.5 36.2
ブラジル (3) 18,244 17,220 4.0 △5.6
英国 (6) 10,859 16,297 3.8 50.1
米国 (7) 9,924 14,355 3.3 44.7
ドイツ (8) 9,681 13,531 3.2 39.8
トルコ (10) 7,192 11,150 2.6 55.0
オランダ (9) 8,360 8,946 2.1 7.0
合計(その他含む) 329,405 428,612 100.0 30.1

〔注1〕 2021、2022年とも暫定値。
〔注2〕 国名の横のカッコ内数値は2021年順位。
〔出所〕 モロッコ為替局

表2-2 モロッコの主要国・地域別輸入(CIF) [通関ベース](単位:100万MAD、%)
国・地域名 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
スペイン (1) 82,965 103,996 14.1 25.3
フランス (3) 55,570 78,058 10.6 40.5
中国 (2) 61,941 74,007 10.0 19.5
米国 (4) 33,571 54,713 7.4 63.0
サウジアラビア (9) 16,502 47,624 6.5 188.6
トルコ (5) 30,501 37,980 5.2 24.5
イタリア (6) 26,719 33,405 4.5 25.0
ドイツ (7) 23,113 30,167 4.1 30.5
ロシア (8) 18,250 22,880 3.1 25.4
アラブ首長国連邦 (13) 9,577 14,488 2.0 51.3
合計(その他含む) 528,571 737,441 100.0 39.5

〔注1〕 2021、2022年とも暫定値。
〔注2〕 国名の横のカッコ内数値は2021年順位。
〔出所〕 モロッコ為替局

対内・対外直接投資 
対内直接投資額は約2割増加。相手国はフランスが最大

モロッコ為替局によると、2022年の対内直接投資額(報告・届け出ベース・フロー)は395億5,500万MADで前年比21.6%増と大きく伸びた。業種別では、製造業が最大の147億2,600万MAD(前年比59.9%増、構成比37.2%)となり、中でも化学工業への投資が最大で66億1,400万MAD(同11倍、同16.7%)となった。次いで不動産が77億9,300万MAD(同18.5%増、同19.7%)となった。2業種で対内直接投資の約6割を占めた。

国別では、前年同様フランスがトップで116億4,100万MAD(前年比13.0%増、構成比29.4%)、次いで米国が78億1,000万MAD(同8倍、19.7%)、前年2位のアラブ首長国連邦(UAE)が40億5,300万MAD(同12.4%増、10.2%)と続いた。米国急増の背景は製造業分野での投資の伸びによるものだ。アジアでは上位から中国が5億6,900万MAD(前年比5,7倍)、シンガポールが1億2,300万MAD(同69%減)、パキスタンが8,600万MAD(同60%減)となった。また、日本は4,000万MAD(同62.6%減)、韓国は2,300万MAD(同2.1倍)だった。

製造業における主な投資の動きとしては、自動車関連では米国アプティブ(Aptiv)が地中海側のウジダにおいてモロッコ国内で7カ所目となる工場の操業を従業員3,000人規模で開始した。同社は当地のモハメッド6世工科大学(UM6P)と自動車分野のデジタル化研究で合意している。また、モロッコ国内に17拠点を持ち、1万9,000人を雇用する米国リア(Lear)はタンジェに新規工場(5,300平方メートル)の設置を発表し、ドイツのレオニ(LEONI)は現有施設の拡張に加え、アガディールに従業員3,000人規模の工場を新設するため9億3,200万MADを投資すると表明した。中国の青島森麒麟輪胎(Qingdao Sentury Tire)が、タンジェに3億ドル規模のタイヤ生産工場を設立する計画を発表した。また、ケニトラでは自動車用アルミ部品製造の中信戴卡(CITIC Dicastal)がモロッコで3カ所目となる工場の建設を開始し、投資額は18億MADとしている。

一方、航空機部品ではベルギーのサブカ(SABCA)がカサブランカに拠点を開設すると発表し、カナダのガル・エアロスペース(GAL Aerospace)が1億2,530万MAD、米国のコリンズ・エアロスペース(Collins Aerospace)が10億ドル規模の投資計画を明らかにした。その他の分野ではインドのインドール・コンポジット(Indore Composite)が、従業員400人規模の産業用ケーブルの生産拠点をタンジェに開設した。

モロッコの対外直接投資は195億800万MADで前年比1.3%増にとどまった。投資先は前年に続きフランスが投資額117億6,100万MAD(前年比40.6%増、構成比60.3%)でトップとなり、UAE、セネガル、コートジボワール、カメルーン、オランダと続く。業種別では、製造業が136億6,500万MAD(70.0%、41.1%増)と突出しており、特に自動車生産は全体の53.0%を占めた。これに金融、鉱業、通信が続いた。

対日関係 
日本の貿易赤字は拡大。グリーン事業への参入に動き

日本の貿易統計(通関ベース)によると、2022年の対モロッコ貿易は、輸出が4.2%増の2億3,671万ドル、輸入が29.8%増の4億6,367万ドルとなった。日本の対モロッコ貿易は輸入超過傾向にあり、赤字額は2億2,696万ドルと前年の1億2,996万ドルから拡大した。

品目別輸出では輸送用機器(自動車やその部分品)が最も多く(前年比16.2%増、構成比43.5%)、次いで電気回路などの電気機器(同1.1%増、20.2%)となった。輸入では、食品類(主に魚介類)が最も多く(同17.3%減、38.8%)、次いで化学製品(同76倍、33.3%)となった。化学製品の輸入が大きく増加した要因は、中国の肥料輸出制限に伴い、中国産の代替としてモロッコからリン酸肥料の輸入が行われたことによる。

モロッコの工場労働者の賃金は東欧ルーマニアのおよそ5分の1の255~365ドル(ジェトロ投資コスト比較)で、欧州域内への工業部品の生産拠点として注目されている。矢崎総業は、新型コロナウイルス禍の影響で延期していたケニトラの新工場開設記念式典を2022年9月にリヤド・メズール産業・貿易相などを招いて開催した。住友電工も追加投資の意向を明らかにしている(2023年2月1日付ビジネス短信参照)。サービス分野では日通がモロッコ支店とロジスティクスセンターを現地法人化し、矢崎総業と連携して自動車産業関連の物流サービスの強化を図っている。空気圧制御機器メーカーのSMCはカサブランカにサポート拠点を開設した。サービス業では日本料理関係を中心に国際的にビジネスを展開するノブ(米国)がマラケシュに中東アフリカ地域で初めてホテルレストランを開業した。モロッコは再生可能エネルギー(太陽光、風力、グリーン水素)の分野で有力な生産拠点であり、欧米、中国、韓国と国際連携も探りながら開発を進めている。ジェトロは2023年2~3月に、海外現地視察「モロッコ・グリーンエネルギーミッション」を派遣し、31社40名が参加した。関係省庁やグリーン水素などの研究を推進しているUM6Pなどへの訪問を通じ、モロッコの再生可能エネルギー政策・計画の把握、開発研究の現場を視察した。グリーンエネルギー分野では風力発電などにおいても日本企業はモロッコとの連携を模索する動きがあり、新エネルギーの開発では住友商事がUM6Pとグリーン水素・アンモニアサプライチェーン構築に向けた共同研究で合意している。

安定成長の続くモロッコ市場は、すでに欧米、中国、韓国製品が広く浸透しているが、トラックの三菱ふそうトラック・バスやいすゞ自動車などを除き、日本ブランドの存在感は高くない。一方で価格に敏感なモロッコバイヤーは取引には慎重だが、消費者の日本製品に対する期待や評価は高い。

表3-1 日本の対モロッコ主要品目別輸出(FOB) [通関ベース](単位:1,000ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
化学製品 7,657 10,253 4.3 33.9
階層レベル2の項目有機化合物 1,163 2,363 1.0 103.2
原料別製品 22,636 19,943 8.4 △11.9
階層レベル2の項目鉄鋼 4,008 2,078 0.9 △48.2
階層レベル2の項目織物用糸・繊維製品 5,826 6,718 2.8 15.3
一般機械 45,427 33,815 14.3 △25.6
階層レベル2の項目原動機 6,927 5,737 2.4 △17.2
階層レベル2の項目半導体等製造装置 11,779 15,781 6.7 34.0
階層レベル2の項目荷役機械 10,492 3,247 1.4 △69.1
電気機器 47,253 47,791 20.2 1.1
階層レベル2の項目半導体等電子部品 5,361 7,872 3.3 46.8
階層レベル2の項目電気回路等の機器 20,210 22,821 9.6 12.9
輸送用機器 88,535 102,921 43.5 16.2
階層レベル2の項目自動車 69,412 62,876 26.6 △9.4
階層レベル3の項目乗用車 20,244 25,062 10.6 23.8
階層レベル3の項目バス・トラック 49,168 37,814 16.0 △23.1
階層レベル2の項目自動車の部分品 16,285 36,915 15.6 126.7
合計(その他含む) 227,182 236,708 100.0 4.2

〔出所〕 財務省貿易統計

表3-2 日本の対モロッコ主要品目別輸入(CIF) [通関ベース](単位:1,000ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
食品類 217,804 180,060 38.8 △17.3
階層レベル2の項目魚介類 199,797 161,091 34.7 △19.4
階層レベル2の項目野菜 378 397 0.1 5.0
階層レベル2の項目果実 11,527 8,423 1.8 △26.9
化学製品 2,034 154,387 33.3 7,490.3
階層レベル2の項目肥料 256 152,890 33.0 59,622.7
原料別製品 25,840 22,660 4.9 △12.3
階層レベル2の項目非鉄金属 24,746 21,552 4.6 △12.9
電気機器 19,067 16,067 3.5 △15.7
階層レベル2の項目半導体等電子部品 4,058 3,989 0.9 △1.7
階層レベル2の項目IC 2,462 2,340 0.5 △5.0
階層レベル2の項目絶縁電線・絶縁ケーブル 6,266 4,612 1.0 △26.4
輸送用機器 123 268 0.1 117.9
階層レベル2の項目自動車の部分品 102 177 0.0 73.5
その他 64,201 55,750 12.0 △13.2
階層レベル2の項目衣類・同付属品 57,059 48,918 10.6 △14.3
階層レベル2の項目バッグ類 3,521 3,466 0.7 △1.6
合計(その他含む) 357,140 463,670 100.0 29.8

〔出所〕 財務省貿易統計

基礎的経済指標

人口
3,746万人 (2022年、暫定値)
面積
44万6,550平方キロメートル(2022年)
1人当たりGDP
3,765米ドル (2022年)
(△はマイナス値)
項目 単位 2020年 2021年 2022年
実質GDP成長率 (%) △ 7.2 8.0 1.3
消費者物価上昇率 (%) 0.7 1.4 6.6
失業率 (%) 11.9 12.3 11.8
貿易収支 (100万モロッコ・ディルハム) △ 147,457 △ 179,339 △ 269,142
経常収支 (100万モロッコ・ディルハム) △ 13,437 △ 29,928 △ 46,963
外貨準備高(グロス) (100万米ドル) 34,653 34,354 31,026
対外債務残高(グロス) (100万モロッコ・ディルハム) 576,903 583,522 651,422
為替レート ( 1 米ドルにつき、モロッコ・ディルハム、期中平均) 9.5 9.0 10.2

注:
貿易収支:国際収支ベース(財のみ)
出所:
人口、面積:世界銀行
1人当たりGDP、外貨準備高(グロス)、 為替レート:IMF
実質GDP成長率、 消費者物価上昇率、失業率:モロッコ高等計画委員会
貿易収支、経常収支:モロッコ為替局
対外債務残高(グロス):モロッコ経済・財政省