知的財産ニュース 韓国特許庁、世界3大格付け会社ムーディーズの韓国支社を訪問

2024年4月18日
出所: 韓国特許庁

産業財産情報活用策について企業と意見交換、企業側の要望や相談を聴く

韓国特許庁は4月18日木曜日、産業財産情報活用に関する政策づくりに向けて産業現場から意見を聴くために、グローバル企業情報提供サービス企業の「ムーディーズ・アナリティックス(以下、「ムーディーズ社」)」※の韓国支社(ソウル市永登浦区)を訪問、懇談会を開くと発表した。
※世界3大格付け会社の一つであるムーディーズ・コーポレーションの子会社で、企業データベースの構築および分析ソリューションを提供

特許庁は今年2月公布された「産業財産情報の管理及び活用促進に関する法律」を基に、産業財産情報をより効率的に活用するため、さまざまな外部データと連携する産業財産情報のデータベースの構築を進めている。

今回の企業訪問は、特許庁が持つ産業財産情報と外部データを連携する中で、ムーディーズ社が保有するさまざまな企業情報や分析ソリューションの現状を把握し、これを基に起業情報と産業財産情報の連携および活用策について話し合う目的である。また、企業側からの要望や相談をヒアリングし、解決策を模索する。

懇談会には、特許庁イ・インス産業財産情報局長とムーディーズ社イ・セファン韓国支社長など両機関の関係者8名が参加する。

特許庁の産業財産情報局長は「今回の企業訪問は、産業財産情報の活用インフラを高度化してR&Dや技術セキュリティへの支援を強化し、さらに高度化した産業財産情報分析体系を作るきっかけになると思う」とし、「懇談会で話し合った議論や建議事項は、産業財産情報の基盤づくり及び活用政策に反映されるよう努力する」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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