知的財産ニュース 韓国特許庁、ホイールベアリングメーカー「株式会社イルジングローバル」を訪問

2024年4月23日
出所: 韓国特許庁

自動車部品分野の知財権について話し合う

韓国特許庁は4月23日火曜日、ホイールベアリングメーカーの「株式会社イルジングローバル」(忠清北道堤川市所在)を訪問し、懇談会を開くと発表した。

ホイールベアリング(Wheel Bearing)は、車輪と車体に取り付ける部分に使われる部品で、駆動する際に車体の重さを受け止め、車輪を回す重要な役割をする。このため、ホイールベアリングは、回転する際の摩擦を最小限に抑えるよう、高い精密度と車体の重さを受け止める高い強度が必要であり、搭乗者の安全を守るため耐久性と信頼性が求められる。

懇談会は、韓国のホイールベアリングの製造現場から知財について意見や相談を聴く趣旨である。特許庁は、関連分野の研究開発の動向や知的財産権の紛争などについて相談を受け、関連分野の特許政策や審査統計などを紹介し、コア素材・部品に関わる知財権の創出および保護・活用策について話し合う考えだ。

特許庁の機械金属審査局長は「懇談会は、自動車に欠かせない部品であるホイールベアリング分野における技術開発の動向や知財権のイシューについて相互の理解を深めるきっかけになると思う」とし、「今後も特許庁は産業現場とコミュニケーションを重ねることで企業が持つ特許の競争力強化を支えていく」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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