欧州のユーロ財政危機の状況(2011年11月)

最終更新日: 2011年11月21日

欧州委員会は2011年11月10日、2013年までの見通しを含めて、2011年「秋季経済予測」を発表した。2011年の実質GDP成長率見通しはユーロ圏で1.5%(春季:1.6%)となったが、2012年見通しではEU27カ国で0.6%(春季:1.9%)、ユーロ圏で0.5%(春季:1.8%)と、ユーロ財政危機の深刻化に伴い、大幅な下方修正を余儀なくされている。各種の経済統計からも、景気低迷は長期化の様相をみせる。
本報告では、EU全体の各種の経済統計を概説、EUとしての対応や有識者の論点も整理。欧州主要国に加えて、ポルトガル(P)、アイルランド(I)、イタリア(I)、ギリシャ(G)、スペイン(S)の5カ国の頭文字をとり「PIIGS諸国」と総括される国々について、これまでの現地調査の成果を含めて報告する。

発行年月:2011年11月
作成部署:ジェトロ欧州ロシアCIS課
総ページ数:75ページ

記事番号:07000768

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