チュニジアのスタートアップ最前線‐革命から8年、チュニジアの若者は起業を目指す-(2019年3月)

2019年03月22日

最終更新日:

近年、スタートアップとエコシステムがビジネス界で注目を集めているが、アフリカのスタートアップも例外ではない。域内屈指の教育レベルを有し、欧州向け輸出拠点となってきたチュニジアはスタートアップを次々と生んでいる。 2011年の「ジャスミン革命」と同様に、若年層が起業家となり、この国をリードしている。これらの企業にはフランスなど欧州に渡ったチュニジア人ディアスポラ(移住者)の資金力や最新技術が持ち込まれ、成長を遂げている。また、若年層の高失業率対策としてスタートアップを重視する政府は2018年に「スタートアップ法」を制定、2019年より本格的な支援に乗り出す。

ジェトロは、こうした動きを背景に有望なスタートアップ企業が次々と生まれるチュニジアで新たな商機を捉えることを目的に、2018年10月、2019年1月の2回にわたり、スタートアップ企業の集積地であるチュニス、技術系企業が集積するスースと、カイルアンなどで実地調査を実施した。現地スタートアップのほか、テクノポールなどのインキュベーション施設や政府関係者を訪問し、最新動向と課題や展望について意見を聴取した。

チュニジアのスタートアップには斬新なアイデア、豊富な理系人材がいる。日本企業とは出資、協業、共同での研究・開発など、さまざまな連携が想定される。本レポートが、チュニジアなどアフリカ諸国での新たなビジネスを検討する日本企業や、すでに進出している日本企業の皆様の一助となれば幸いである。

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発行年月:
2019年03月
作成部署:
ジェトロ調査部中東アフリカ課、ジェトロ・パリ事務所
総ページ数:
30ページ

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