2020年度 海外進出日系企業実態調査（北米編）（2020年12月）

ジェトロは2020年9月に米国・カナダの日系企業1,757社（米国1,580社、カナダ177社）を対象に現地での活動実態に関するアンケート調査を行った。新型コロナウイルス感染拡大で現地販売が減少し、日系企業の黒字比率は、米国・カナダとも5割前後と前年から大きく減少した。活動制限が続く中、各社はバーチャル展示会やEコマースの活用など営業・販売のデジタル化に取り組んでいる。サプライチェーン（調達先、生産地、販売先）を見直す企業は両国とも1割前後にとどまった。新型コロナウイルスの影響は限定的で、通商環境の変化やコスト高などを理由に挙げる声が目立った。在米日系企業の最大懸念の1つである米国のビザ発給制限には5割近くの日系企業が影響を受けている。

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