特集変わるアジアの労働・雇用環境と産業界の対応

アジア大洋州地域の労働・雇用環境は、新型コロナウイルス禍を経て、いかに変化したか。2010年代の経済成長に伴って賃金上昇が続いた同地域では、2020年から猛威を振るった新型コロナによって、景気が後退し、失業者が急増した。各国で操業制限が導入される中、企業は職場の衛生管理や労務・雇用への取り組みなど、日々のオペレーション上の対応に追われた。一部の国では外国人就労規制の厳格化などの動きも強まる。複雑化する労務管理の状況と今後の展望について、現地企業へのヒアリングを踏まえて伝える。

2021年11月15日