中国シノバック製の新型コロナワクチンも接種開始

(チリ)

サンティアゴ発

2021年02月03日

チリ政府は2月3日、新型コロナウイルスに対する大規模なワクチン投与計画を開始した。同計画では1月20日、公衆保健院(ISP)が中国のシノバック(Sinovac)製のワクチンの使用を承認し、1月28日と31日の2日間で計約400万回分のワクチンがチリに到着したことに伴ったもの。政府発表によると、2月3日から12日までの8日間で(週末を除く)、医療関係者や医療実習生、研究室や薬局で働く者、新型コロナウイルス関連の行動計画に配備された治安維持部隊や軍隊、71歳以上の高齢者などを中心に、ワクチン接種が行われる予定となっている。チリ政府は、2021年第1四半期(1~3月)までに500万人、同年上半期の終わりごろまでには国民の80%に当たる1,500万人に接種を行う意向を示している。

チリでは12月24日から、国内で最初に使用許可を得た米国ファイザー(Pfizer)とドイツのビオンテック(BioNTech)が共同開発したワクチンを、医療従事者などの感染リスクが高いとされる者から順に接種を始めており(2020年12月25日記事参照)、2月2日時点で2度目の接種を終えた者は1万352人、1度目の接種を終えた者は5万6,771人に上っている。

英国のアストラゼネカ(AstraZeneca)とオックスフォード大学が共同開発したワクチンも1月27日に国内使用が承認された。これにより、ファイザー・ビオンテックのワクチン、シノバックのワクチンと合わせて3種類のワクチンが国内で使用できることになり、政府のワクチン投与計画が推進されることが予想される。

(岡戸美澪)

(チリ)

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