ロシア大統領選挙、プーチン氏が5度目の当選

(ロシア)

調査部欧州課

2024年03月21日

ロシア中央選挙管理委員会の発表(3月18日)によると、3月15日から17日にかけて行われた大統領選挙で、現職のウラジーミル・プーチン大統領が87.3%の得票で当選を果たした。任期は2030年までの6年。2000年の初当選から数えて5回目の当選となる。憲法では大統領の任期は通算2期までだが、2020年7月の国民投票の結果、現職大統領やこれまでの大統領経験者は対象外とする憲法改正がなされていた(2020年7月2日記事参照)。

また、プーチン大統領以外の候補者の得票は、共産党のニコライ・ハリトノフ中央委員会幹部会員が4.3%、政党「新しい人々」のウラジスラフ・ダワンコフ第1副代表が3.9%、自由民主党のレオニド・スルツキー党首が3.2%だった。

その一方で、コメルサントによると、在外投票結果に限ると3月21日時点では、プーチン大統領が72.3%、ダワンコフ第1副代表が16.7%となっている。

3月17日夜(モスクワ時間)に行われた記者会見で、今後の人事について問われたプーチン大統領は「政府や中央銀行などの関係者は現状によく対処している。(5期目の就任までには)まだ2カ月以上ある」として、早期の内閣改造や人事異動には否定的な見方を示した。なお、記者会見では、5期目の経済・社会政策などへの言及はなかった。2024年2月29日に行われた年次教書演説(2024年3月12日記事参照)で示された目標に沿って各種施策が打ち出されるものとみられる。

写真 大統領選挙の期日・会場などを掲示した看板(モスクワ市内)(ジェトロ撮影)

大統領選挙の期日・会場などを掲示した看板(モスクワ市内)(ジェトロ撮影)

(欧州課)

(ロシア)

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