日本産精米はカリフォルニア産の牙城を崩せるか(メキシコ)
情報発信と用途すみ分けが重要

2023年10月11日

2023年3月16日、メキシコは日本産精米の輸入を解禁した。検疫にあたって燻蒸(くんじょう)処理が不要なことなどを踏まえると、日本からの輸出は比較的容易と言える。

当地輸入精米の6割を占めるのが米国産だ。その輸入価格が上昇している。日本産精米にとってはチャンスになる。ただし価格面の競争力を高めるため、「TPP11」を利用して関税を削減するのが望ましい。

また、カリフォルニア産米との食べ比べアンケート調査では、回答者の7割以上が日本産米の方がおいしいと評価した。他方で、メキシコにはコメが野菜のように調理される文化がある。日本式の炊き方や食べ方を情報発信し、普及を目指していくことも大切だろう。

日本産精米の輸入検疫条件とは

メキシコ政府は3月16日、全国農業食料衛生無害性品質サービス機構(SENASICA)のウェブサイトで、日本産精米の輸入解禁を発表。あわせて、その検疫に当たっての条件を公開した(詳細はメキシコ政府ウェブサイト参照(スペイン語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。これに応じて農林水産省も、メキシコ向け日本産精米の輸出検疫条件の概要を発表した(詳細は農林水産省ウェブサイト参照外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。両国政府が数年にわたり協議を続けた日本産精米の検疫条件が合意に至り、ついに商業用輸入が可能になったかたちだ。日本国内の精米工場の指定はない。また、燻蒸処理も不要になっている。また関税割当枠に関する設定や、東京電力福島第1原発事故に関連した規制もない。公開された検疫条件は以下の通り。

  • 日本の植物防疫所の植物防疫官による輸出検査により、(1)土壌、雑草種子、および植物残渣(ざんさ)の混入がないこと、ならびに(2)コクヌスト(貯蔵穀物害虫、Tenebroides mauritanicus)が不在であることの確認を受け、植物検疫証明書が添付されること。
  • 植物残渣がなく、病害虫がいない清潔なコンテナにより輸出されること。
  • 新しく清潔な資材によって密閉包装されていること。ならびに、表示によって会社、原産地およびバッチ番号(製造ロット番号)の識別が可能なこと。

競争力をさらに高めるために、TPP11の活用を

2022年のメキシコの外国産の精米(HS1006.30)輸入量は年間7万1,596トンだった。その構成は、米国産が62.2%(4万4,533トン)、ウルグアイ産35.0%(2万5,040トン)、アルゼンチン産1.7%(1,951トン)、イタリア産0.1%(73トン)だ。米国が大きな構成比を占め、輸入相手国が少ないことがわかる。他方、1キロ当たりの平均輸入価格をみると、米国産は2022年に1.04ドルまで上昇した。2019年に0.7ドルだったので、その約1.5倍に高騰したことになる。なおウルグアイ産も、0.56ドルから35.7%増の0.76ドルに上昇した。

当地輸入精米市場で6割を占める米国産精米の価格上昇は、日本産精米にとってチャンスになる。価格面だけでなく品質面でも優れていることを正しく発信していくことで、受け入れられる可能性を秘めている。ただし、米国産精米をメキシコへの輸入するにあたっては、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を利用すると無関税になる。しかし、日本とメキシコ間で発効している自由貿易協定(FTA)を利用しても、2023年時点では無税にならない。まず日本・メキシコ経済連携協定(EPA)では、そもそも精米が関税削減対象品目ではない。環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、いわゆるTPP11)でも、まだ無税にはなっていない。もっとも、ゼロではないにせよ、かなり低い税率で済む(注1)。米国産との競争力をさらに高めるには、TPP11を活用していくことが望ましいだろう。

富山県産コシヒカリのB to C向け販売を開始

コメルシアル・トヨ(Comercial Toyo)は、日本食材を一気通貫で輸入・卸・小売販売する地場企業だ(日本産食材サポーター店インタビュー記事「TOYO FOODS ROVIDENCIA店」参照)。同社は、既に日本から精米のコンテナ輸入実績がある。その第1弾(富山県産コシヒカリ)のB to C向け販売が8月5日、開始された。

価格は5キロで560ペソ(約4,648円、1ペソ=約8.3円)。同コシヒカリの価格を100とした場合、カリフォルニア産短粒種「田牧米ゴールド」が130、同「玉錦」120、同「夢」104だ。価格的に競争力があることがわかる。

中粒種カルローズと比較すると「錦」が80、「ボタン」64になり、価格では及ばない。しかし、中粒種は、チャーハンなどの焼き飯類に適する品種だ。そのため、マーケットですみ分け可能と考えられる〔日本産米は、寿司(すし)や丼などに利用する想定〕(表1参照)。実際、メキシコ国内の日本産食材サポーター店のうち、寿司などコメを多く利用するメニューを主に提供する事業者には、店舗で使用する精米の全量をカリフォルニア産から日本産に切り替えた例も見られる。

表1:メキシコで販売されている精米の比較(2023年8月時点)
銘柄 田牧米ゴールド 玉錦 富山県産コシヒカリ ボタン
産地 カリフォルニア カリフォルニア カリフォルニア 日本産 カリフォルニア カリフォルニア
品種 コシヒカリ コシヒカリとユメゴコチのブレンド ササニシキ コシヒカリ M401 カルローズ
粒種 短粒種 短粒種 短粒種 短粒種 中粒種 中粒種
キロ単価 146ペソ(1,212円) 135ペソ(1,120円) 117ペソ(971円) 112ペソ(930円) 90ペソ(747円) 72ペソ(598円)
日本産米の価格を100とした場合の指標 130 120 104 100 80 64
現在の主な用途 日本人オーナーの日本食レストランの寿司 一般日本食レストランの米飯料理
将来的な形 日本産米への代替を狙う すべての日本食レストランで、寿司や丼などに利用 チャーハンなどの焼き飯類に利用

出所:ジェトロ調べ


小売販売が開始された日本産精米(ジェトロ撮影)

現地企業向けワークショップで食べ比べ

ジェトロ・メキシコ事務所は、日本産精米の輸入解禁を機に、B to B向けワークショップを開催している。具体的には5月30日と7月19日、輸入業者、卸業者、レストラン・ホテル関係者などを対象にして実施した。この際、参加者にアンケートも取っている(注2)

このうち初回は、農林水産省および在メキシコ日本大使館と共催し、約80人が参加した(2023年6月1日付ビジネス短信参照)。この際、日本産短粒種(富山県産コシヒカリ)とカリフォルニア産中粒種(カルローズ)、それぞれで作った塩むすびの食べ比べ企画も講じた。現地参加者から「カルローズ米は食べ慣れている味だ。同時に2つを比較すると、日本産には甘味やしっとり感があり、違いがよく分かる」などのコメントがあった。

2回目は、日本政府観光局(JNTO)メキシコ事務所と共催。約100人の参加者を得た(2023年7月27日付ビジネス短信参照)。実施したアンケートで、回答者の約8割が「日本産精米の利用を考えている」と選択した。

しかしメキシコでは、主要都市の標高が約2,000メートルもある。例えば、首都メキシコ市は標高2,240メートルに位置。これは、富士山の5合目とほぼ同じ。海抜ゼロメートル地点と比較すると酸素濃度は77%で、沸点も94度と低い。一般的な炊飯方法では、コメに芯(しん)が残りやすくなるのだ。そのため、(1)コメの浸水時間を長くする、(2)圧力釜で炊飯する、といった工夫が必要となる。


第1回日本産精米ワークショップでの
日本産米おにぎりの試食(ジェトロ撮影)

第2回日本産精米ワークショップで講演する
日本食普及の親善大使の九本和氏(ジェトロ撮影)

卸売業者の95%以上が「日本産米を買いたい」と回答

ジェトロ・メキシコ事務所は2023年8月30日~9月1日、メキシコ市で開催された国際食品見本市「第38回アバストゥル(Abastur)」(以下、アバストゥル2023)に、ジェトロが招待した海外バイヤー専用のオンラインカタログサイトJapan Streetの広報ブースと、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)の日本産米試食ブースを併設。この時宜を捉えてアンケートを取り、日本産米の需要性を調査した。回答者は、レストラン、卸売業者、ホテル、輸入業者、小売業者などを含む306人(注2)。回答者が先入観を持たないよう、産地を知らせずにおいしい方のコメを選択してもらった結果、日本産を選択した人が71.2%、カリフォルニア産が26.5%だった。特に、回答者の約4割を占めるレストラン関係者では、75.2%に至った(表2参照)。

その上でコメ1が日本産と明かし、「日本産米を買いたいと思うか」と質問した。その結果、全体の73.2%が「値段にかかわらず買いたい」、22.9%が「値段次第で買いたい」と回答。「買いたいとは思わない」の割合は、わずか2.9%だった。特に、回答者の34.3%を占める卸売業者の8割以上が「値段にかかわらず買いたい」を選択したことには、注目すべきだろう。また「値段次第だが買いたい」をあわせると、95%を超える(表3参照)。

表2:日本産米とカリフォルニア産米のどちらがおいしいと思うか(単位:人、%)
業種 合計
回答数
コメ1
日本産
コメ2
カリフォルニア産
違いは分からない
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
レストラン 121 91 75.2 26 21.5 4 3.3
卸売業者 105 71 67.6 33 31.4 1 1.0
学生など 34 23 67.6 10 29.4 1 2.9
ホテル 15 11 73.3 4 26.7 0 0.0
輸入業者 14 11 78.6 3 21.4 0 0.0
小売業者 11 6 54.5 4 36.4 1 9.1
メディア 3 2 66.7 1 33.3 0 0.0
政府関係 3 3 100.0 0 0.0 0 0.0
合計 306 218 71.2 81 26.5 7 2.3

注1:アバストゥル2023の会期は、2023年8月30日~9月1日。開催場所はメキシコ市。
注2:ジェトロのブース来訪者にアンケートを取り集計した。
注3:来場者には産地を伝えずにコメを試食してもらった。
出所:ジェトロ

表3:日本産米を買いたいと思うか(単位:人、%)
業種 合計
回答数
値段にかかわらず
買いたい
値段次第だが
買いたい
買いたいとは
思わない
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
レストラン 121 90 74.4 26 21.5 3 2.5
卸売業者 105 85 81.0 15 14.3 5 4.8
学生など 34 16 47.1 17 50.0 0 0.0
ホテル 15 8 53.3 7 46.7 0 0.0
輸入業者 14 12 85.7 2 14.3 0 0.0
小売業者 11 8 72.7 2 18.2 1 9.1
メディア 3 2 66.7 1 33.3 0 0.0
政府関係 3 3 100.0 0 0.0 0 0.0
合計 306 224 73.2 70 22.9 9 2.9

注1:アバストゥル2023の会期は、2023年8月30日~9月1日。開催場所はメキシコ市。
注2:ジェトロのブース来訪者にアンケートを取り集計した。
出所:ジェトロ


日本産米の試食をするメキシコ人バイヤー(ジェトロ撮影)

調理方法ごとのすみ分けが重要

アバストゥルでは、メキシコ人来場者が日本産米の味についてどう感じたかについても調査した。その結果、回答者の約半数が「柔らかい」を選択。「甘味がある」が次点だった(表4参照)。また、日本産米がどの日本食に合うと思うか、という質問に対し「握り」と「巻き物」が約3割を占めた。日本産米には寿司が合うと感じるメキシコ人が多いことが分かる(表5参照)。

多くのメキシコ人には、本来、コメは主菜に添えられる野菜と位置付けが変わらない。すなわち、味をつけて調理された状態で食されることが多い。実際、メキシコで50年以上の歴史を持つ老舗高級日本料理店ですら、最もコメが利用される料理はチャーハンだ〔Yakimeshi(ヤキメシ)と表示〕。そのため、調理方法ごとのすみ分けが重要になるだろう。例えば、(1)日本産米〔水分含有量が14%以上に品質管理されていて、もっちり(スペイン語で「Consistencia glutinosa」)している〕は寿司類に、(2) カリフォルニア産米(水分含有量が低めで、米粒同士が離れやすい)はヤキメシに、という利用方法が考えられる。

表4:日本産米にどのような特徴を感じたか(単位:人、%)
業種 合計
回答数
柔らかい 甘味がある もっちり 新鮮 味が薄い
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
レストラン 136 66 48.5 31 22.8 15 11.0 13 9.6 11 8.1
卸売業者 109 52 47.7 28 25.7 16 14.7 9 8.3 4 3.7
学生など 39 21 53.8 7 17.9 4 10.3 7 17.9 0 0.0
ホテル 20 11 55.0 4 20.0 1 5.0 4 20.0 0 0.0
輸入業者 15 8 53.3 2 13.3 2 13.3 2 13.3 1 6.7
小売業者 10 5 50.0 4 40.0 1 10.0 0 0.0 0 0.0
メディア 3 0 0.0 0 0.0 2 66.7 0 0.0 1 33.3
政府関係 4 2 50.0 0 0.0 2 50.0 0 0.0 0 0.0
合計 336 165 49.1 76 22.6 43 12.8 35 10.4 17 5.1

注1:アバストゥル2023の会期は、2023年8月30日~9月1日。開催場所はメキシコ市。
注2:ジェトロのブース来訪者にアンケートを取り集計した。
注3:複数回答可
注4:「もっちり」は、スペイン語で「Consistencia glutinosa」と表記。これを英語に直訳すると、「glutinous consistency」に相当する。
出所:ジェトロ

表5:日本産米がどの日本食に合うと思うか(単位:人、%)
業種 合計
回答数
握り 巻き物 どんぶり おにぎり チャーハン類 カレー
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
レストラン 191 62 32.5 59 30.9 10 5.2 16 8.4 37 19.4 7 3.7
卸売業者 117 45 38.5 35 29.9 6 5.1 12 10.3 12 10.3 7 6.0
学生など 39 14 35.9 16 41.0 3 7.7 3 7.7 3 7.7 0 0.0
ホテル 28 8 28.6 10 35.7 2 7.1 4 14.3 3 10.7 1 3.6
輸入業者 28 10 35.7 5 17.9 4 14.3 3 10.7 4 14.3 2 7.1
小売業者 18 7 38.9 6 33.3 2 11.1 1 5.6 2 11.1 0 0.0
メディア 4 1 25.0 1 25.0 0 0.0 1 25.0 1 25.0 0 0.0
政府関係 41 2 4.9 0 0.0 0 0.0 2 4.9 0 0.0 0 0.0
合計 466 149 32.0 132 28.3 27 5.8 42 9.0 62 13.3 17 3.6

注1:アバストゥル2023の会期は、2023年8月30日~9月1日。開催場所はメキシコ市。
注2:ジェトロのブース来訪者にアンケートを取り集計した。
注3:複数回答可
出所:ジェトロ

「日本産魚介類を食べてみたい」回答が半数以上

ジェトロはアバストゥル2023で、8月24日に海洋放出が開始された東京電力福島第1原子力発電所のALPS処理水に関しても、意識を調査した。その結果、全体の66.3%が処理水放出のことを「知らない」、11.1%が「知っているが、気にしていない」、22.6%が「知っており、気にしている」と回答した(表6参照)。

また、「日本産米以外の日本産食材として何を食べたいか」との設問に対し、53.7%が魚介類を選択。こうしてみると、ALPS処理水の放出に対する懸念、関連する日本産水産品への否定的な印象は、メキシコの食品業界ではそれほど深刻ではないと受け止められる(表7参照)。

表6:ALPS処理水放出に関する意識(単位:人、%)
業種 合計
回答数
知らない 知っているが
気にしていない
知っており
気にしている
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
レストラン 121 80 26.1 12 3.9 29 9.5
卸売業者 105 68 22.2 17 5.6 20 6.5
学生など 34 31 10.1 1 0.3 2 0.7
ホテル 15 7 2.3 2 0.7 6 2.0
輸入業者 14 9 2.9 0 0.0 5 1.6
小売業者 11 5 1.6 2 0.7 4 1.3
メディア 3 2 0.7 0 0.0 1 0.3
政府関係 3 1 0.3 0 0.0 2 0.7
合計 306 203 66.3 34 11.1 69 22.6

注1:アバストゥル2023の会期は、2023年8月30日~9月1日。開催場所はメキシコ市。
注2:ジェトロのブースの来訪者にアンケートを取り集計した。
出所:ジェトロ

表7:日本産米以外に、どの日本の食品を食べてみたいか(単位:人、%)
業種 合計
回答数
魚介類 和牛 日本酒
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
レストラン 187 92 49.2 44 23.5 51 27.3
卸売業者 135 82 60.7 18 13.3 35 25.9
学生など 46 26 56.5 10 21.7 10 21.7
ホテル 23 12 52.2 4 17.4 7 30.4
輸入業者 25 10 40.0 8 32.0 7 28.0
小売業者 20 11 55.0 4 20.0 5 25.0
メディア 3 3 100.0 0 0.0 0 0.0
政府関係 4 2 50.0 2 50.0 0 0.0
合計 443 238 53.7 90 20.3 115 26.0

注1:アバストゥル2023の会期は2023年8月30日~9月1日。開催場所はメキシコ市。
注2:ジェトロのブースの来訪者にアンケートを取り集計した。
注3:複数回答可
出所:ジェトロ


注1:
TPP11上、関税削減の起点になる税率(ベースレート)は20%に設定されている。メキシコは発効当初からの加盟国なので、2018年12月の発効時点から毎年2%幅ずつ削減される。現時点からの予定を示すと、2023年が8%、2024年6%、2025年4%、2026年2%。2027年以降は無税化される。
注2:
5月30日と7月19日のワークショップでは、試食対象のコメの産地(日本とカリフォルニア)を事前に伝えた上でアンケートを実施した。アバストゥル2023でのアンケートとは目的が異なり、調査手法も対照的だ。
なお、アバストゥル2023での回答者306人には、食に関連するプロのほか、メディア、政府関係者、学生なども含まれている。
執筆者紹介
ジェトロ・メキシコ事務所
志賀 大祐(しが だいすけ)
2011年、ジェトロ入構。展示事業部展示事業課(2011~2014年)、ジェトロ・メキシコ事務所海外実習(2014~2015年)、お客様サポート部貿易投資相談課(2015~2017年)、海外調査部米州課(2017~2019年)などを経て現職。